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ホーム > ブログ > 動画コンテンツ > ①袋入りグラスウールでも気密が取れないのか?②屋根の断熱材はどれぐらいの厚さが必要?③可変透湿気密シートの使い方?
動画コンテンツ
 | 2021.07.08

①袋入りグラスウールでも気密が取れないのか?②屋根の断熱材はどれぐらいの厚さが必要?③可変透湿気密シートの使い方?

今回も質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼袋入りグラスウールは施工が難しい
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/fukuro_glasswool/

袋入りグラスウールは
ホッチキス止めだと気密は
取れないですよねという
コメントをいただきました。

これはその通りで、
気密は取れません。

ペラペラのビニールを
柱に止めているだけなので、
隙間から湿気が入ります。

仮に気密を取るとしたら、
全てにテーピングをしていけば
気密は取りやすいです。

ただそんなに面倒なことを
するのなら、袋無しの
グラスウールを入れて
気密シートを貼った方が簡単です。
大工さんの手間的にも安いですしね。

そもそも
袋入りグラスウールの袋は
防湿のためにあります。

袋入りグラスウールは
性能が高くないものが多いので、
湿気を入れ過ぎてしまうと、
結露してしまうことがあります。

夏型結露や冬型結露など
水分が関係するので
なかなか難しいです。

それから
袋入りのグラスウールは
断熱欠損を起こしやすいので、
壁の中に空気が通ると
断熱材としての性能は落ちます。

詳しくは以下を参考にしてください。

▼グラスウールを解説します
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/glass_wool_kaisetsu/

そもそも
袋無しのグラスウールは
見たことがない人が
ほとんどだと思います。

カタログはありますが、
現場実務者の現場監督さんや
設計士さんが断熱会社の
カタログを全て見て、
厚さは何cmとか
熱抵抗値はいくつだとか
長さはどうだとか、
そういうことをやる時間も
なかなかないかもしれません。

会社によっては
そんなことをしているなら
さっさと現場に行け!と言う
社長さんもいるでしょう。

これらは住宅業界の
仕組みの問題もあるし、
そもそも知らない人は
使えないですからね。

これからCO2の削減などで
袋入りグラスウールは
使わない方がいいですが、
どうしてもコストの関係などで
使われるでしょう。

ただ若い方でこれから何十年も
住むわけなので、そういう方が
袋入りグラスウールで家を
つくるのはやめた方がいいです。

後で断熱材を変えるのは
至難の技ですからね。

キッチンや洗面台、
クロスの張り替えなどは
できます。

ただ壁の中の断熱材を
全て取り省いて変えるのは
かなり至難の技です。

構造体や基礎、
断熱や気密の部分は
あとで変えることが大変なので
お金をかけた方が良いです。

キッチンや洗面台、
お風呂はその次の話です。

言い方は悪いですが、
予算がないのであれば
そちらの方にお金を割くのは
ちょっと違うのかなという
感じがします。

では次です。

▼①ルーフィングを2枚重ねると耐久性が上がる?②無断熱でも家中が暖かくなる?③冷暖房機はエアコンが一番良い理由
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/roofing_mudannetsu_aircon/

この動画にコメントが入りました。

予算の関係で屋根の断熱は
床断熱に使う50mmのボードと
通気層を遮熱シートで施工すると
言われましたと。

50mm程度の厚さで
大丈夫ですか?という
ご質問ですね。

床断熱に使う
発泡スチロール系の断熱材は、
大体は高性能なものです。

熱伝導率で言うと
0.02が多いですが、
今回の場合は厚みが
50mmですね。

断熱材の最終的な性能は、
熱伝導率と厚さで
決まります。

すごく高性能な断熱材でも、
薄ければダメです。

少し性能が悪くても、
厚い方が良かったりする
場合もあります。

今回は熱伝導率0.02で
50mmなので、
熱抵抗値で言うと
正直キツイです。

当社の家なら、
屋根断熱の熱抵抗値で
6.4ぐらい。

場合によっては
もうちょっと上げる感じです。

夏の屋根の表面温度は
70℃ぐらいになるので、
そのくらいにしないとダメです。

夏は南側の壁よりも
屋根の熱量が大きい
ですからね。

今回のケースで1つ良いのは
排熱用の通気層を取っている
ことですね。

遮熱シートはどこに
張っているのかわからないので、
なんとも言えません。

50mmではなく
100mmだったら
良かったですね。

予算もありますから
難しいですけどね。

では次です。

グラスウールを使った上で
タイベックスマートを
使っても問題ありませんか?
というご質問です。

また断熱材は
袋がない方が良いですか?
というコメントですね。

まず先ほどと同じように
袋入りのグラスウールは
気密性が取りにくいですね。

その内側に
可変透湿気密シートを張るのは
気密を高める意味でも良いです。

ただ可変透湿気密シートは
安いものじゃないので、
それを使うのであれば
袋入りのグラスウールではなく
袋無しのグラスウールで
可変透湿気密シートをやった方が
良いですね。

ちなみに可変透湿気密シートは、
湿気を入りにくくしながら、
仮に湿気が入った時に
出やすくする変わったシートです。

当社でも
可変透湿気密シートは
屋根断熱に使っています。

小さなエアコン1台で
家全体を冷やしていますが、
屋根裏は冷えやすいです。

夏の屋根の表面温度は
高いので、そこそこの厚さの
断熱材を入れて屋根も2重にして
通気を取っています。

それでも暑くなった時に
屋根裏に湿気が溜まるのは
イヤなので、きちんと
湿気が屋根側に入らないように
していますが、万が一の場合は
外に出るようにするためです。

そこまでやらなくても
いいというのはありますが、
40〜50年も住むときに
何か問題があってはいけないので、
できることはやっておいた方が
良いと思っています。

みなさん可能であれば
こういうのを使ってみるのも
良いと思います。