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 | 2022.05.15

①家づくりを設計する上での優先順位を解説します②漆喰や珪藻土に調湿を期待してはいけない

00:19 ①家づくりを設計する上での優先順位を解説します
08:31 ②漆喰や珪藻土に調湿を期待してはいけない

今回は質問コーナーです。

▼実は、日本の家は省エネ住宅だった?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/japan_house_shoene/

この動画を観ていただければ
わかると思いますが、
ハッキリ言ってこの動画は皮肉です。

日本の住宅は
省エネ住宅っぽいという
データがあります。

欧米に比べて日本の住宅は
こんなにエネルギーコストが
かかっていないというデータが
あります。

例えばアメリカはこれだけ
冬の暖房費がかかっているのに、
日本はこれだけしかかかって
いないから、日本の住宅は
省エネじゃないかと。

こういうデータについて
もっともらしいことを言う人が
世の中にいるらしいですが、
これは比較しているものが
全く違います。

簡単に言うと
アメリカやヨーロッパは
18℃以上の温度がなければ
健康に悪いという基準があります。

あとは家全体がまんべんなく
平均化しなきゃいけないと考えた時に、
このくらいの暖房費が掛かるという
データです。

日本の場合は
リビングだけを暖めておいて、
そこ以外は寒いという家が多いです。
基準がないわけだからね。

そうすると当然、
エネルギーコストも下がります。

アメリカの家と日本の家で、
同じ30坪の家とします。

アメリカは家をまんべんなく
どんな所でも18℃以上にしようとか、
20℃以上にしなさいという基準で
やっています。

日本で家の電気代を調べて、
安いですねと言っても、
リビングで石油ストーブを
使っていたみたいな感じです。

こんなデータを比較しても、
全く意味がないですよね。

データは見方を間違えると、
全く参考になりません。

それを皮肉った動画なので、
良ければ見てみてください。

へぇーと思う動画ですけど
そんなに役に立たないですから
自分で言うのもなんですけど

さていただいたコメントです。

最近、ヨーロッパでも
ヒートポンプ式の冷暖房が
増えているそうですねと。

日本でもスカイツリー等に
採用されていますが、
個人の住宅にももっと増えて
欲しいですねと。

今年の冬の電気代が高すぎましたと。
オール電化住宅で電気代が約27,000円。
昨年とほとんど電気使用量が
変わらないのに、というコメントです。

地中熱は使い物にはなりますが、
なかなか個人レベルで冷暖房を
するのはハードルが高すぎるのと、
コストが見合わないのは事実です。

確かにスカイツリーにも
採用されていますが、
これは違う意味もあります。

地中熱ヒートポンプ式の物を
使うことも良いですが、
私としては家自体を高断熱化して
気密もちゃんとして、
冬であれば日射取得を
促進するのが基本だと思います。

その上で空調機を考えます。

まずは断熱・気密、
次に日射取得・日射遮蔽、
その次に換気があって
空調設計という流れです。

順番が逆になってしまうと、
せっかくいい機械を付けても
もったいないことになります。

失礼な言い方をすると、
消費者の方の中には
機械を付ければいいと
思われる方はいらっしゃる
感じがします。

一般的な大手
ハウスメーカーさんの家は
断熱・気密が良くなって
きましたけど、みなさんが
払う金額に対してはどうなのかな?
と正直思うところもあります。

断熱や気密に対して、
そんなに気にしてはいない。

国の基準がないからという理由で、
例えば樹脂窓を未だに否定する
というのがあります。

窓からの熱損失が
ものすごく多いのに、
一種換気をバンバン付ける。

確かに換気は重要ですが、
換気の熱損失って
窓や断熱と比べたら
そんなに多いものでは
ありません。

機械に頼るような設計、
もっと言えばこんなにすごい
機械を付けているんですという
アピールにしか見えません。

まともな方であれば、
それはおかしいとわかるはずです。

家の断熱・気密・窓は
3原則みたいなものです。
耐震も含めれば4原則ですね。

これをやった上で
換気や空調計画をするのが
あるべき姿だと思います。

これは本当に強めに
言わせていただきます。
ご注意ください。

では次です。

▼珪藻土と漆喰はどちらがいい?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/keisodo_shikkui_dochira/

詳しくは動画を
観ていただきたいのですが、
珪藻土や漆喰を塗ると
調湿効果が高まって家の中が
スッキリするとか、
冬に乾燥しないみたいなことを
言われる方はいます。

でもそんなことはないです。

珪藻土や漆喰が湿気を
ものすごくコントロールすることは
なくて、それができるのは
エアコンぐらいです。

あれだけ機械を動かして
水分を抜き取って外にダラダラ
流すわけですからね。

壁に塗ってある物が
それをできたらおかしいです。

もちろんクロスよりは
効果が出ますし、
ある程度の広い面積を塗れば
効果もあります。

ただ塗り壁仕上げをしたからって
家の中がスッキリすることは
まずあり得ません。

その中でコメントいただきました。

素人でも塗れる商品もあるようですが、
実際はどうですか?というコメントです。

確かにそういう商品はありますが、
ビニールクロスに比べて違うというのは
比べる尺度が違ったりします。

それと比べても仕方ないのです。
ビニールと比べたらいいに
決まっていますからね。

公式のJISでやっている
公式な実験データを
載せてくれれば
わかりやすいです。

ただ大体がその会社独自の
実験なので、どういう実験なのか
わからなかったりします。

そういうところまで含めて
確認をしないと、
あまり参考にならないケースも
あります。

人工的に作って
安く大量に販売して、
素人の方でも簡単に塗れるのは、
天然の物にはやはり叶いません。

参考にしていただければと思います。