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ホーム > ブログ > 動画コンテンツ > 通風で涼しい家を作る条件とは?
動画コンテンツ
 | 2020.06.16

通風で涼しい家を作る条件とは?

今回は別動画でも
言いましたが、
ナイトパージに
ついてです。

ナイトパージは
一般的にはあんまり
聞いたことがない
言葉だと思いますので
解説します。

ナイトは「夜」、
パージは「積極的に
取り入れる」という
意味らしいです。

夜に何を積極的に
取り入れるかと言うと
外気を取り入れる
ということです。

どういう
シチュエーションかと
言うと、基本的に夏です。

夏は暑いですよね。
家の中は空調してるので
涼しいです。

これで夜になると、
暑さがだんだん
和らぎますよね。

そのときに
家の中の室温と
外気温が逆転する
ことがあります。

高気密高断熱の家で
日射遮蔽をしていない
家だと、家の中に
どんどん太陽熱が
入るので、保温する
場合があります。

それが夜になって
外は涼しくなるけど、
家の温度は暑い場合が
あるんですよ。

そのときに
窓を開けて外の温度を
入れてあげることで
室内を涼しくするのが
ナイトパージです。

ものすごく簡単な
理屈ですよね。

外の方が涼しいから
窓を開けるという話。

昔の日本はこういう
感じだったんじゃ
ないですかね。

昔の日本は
暑くても扇風機を
回してなんとかして、
夜になったら冷やっと
した風がきてすごく
涼しくなった。

周りをイメージして
もらうとわかりますが、
田んぼとか水があると
冷やっとした風が吹いて
ものすごく気持ちが良い
という感じ。

あれをナイトパージと
言って、一種の通風
ですね。

通風で涼しくする
というイメージを未だに
持っている方は
ものすごく多いです。

ただナイトパージを
行う際に条件があります。

当然、外の方が
涼しくなければ
おかしいですよね。

温度が室内の方が高くて
外の方が低い条件で
入れないと、室内の
温度は下がりません。

それからもう一つ、
湿度があります。

夏の湿度は日中、
外の方が湿度が高いです。

夜になると、
外の湿度が下がる
地域もあります。

それで湿度を
中に入れると当然、
中の湿度も下がります。

要はナイトパージを
することによって、
外の低い温度と湿度を
中に入れることが、
通風の根本的な
考え方になります。

ということは、
外の温度と湿度が
室内よりも低くなければ
ナイトパージは
成立しないということです。

これが今できる地域は、
北海道ぐらいに限られます。

なので北海道は
いまだにナイトパージを
されるみたいですね。

昔は軽井沢でも
できたらしいですが、
今はできない日が
多くなっている
みたいです。

私が住んでいる
群馬県太田市ですと、
山の近くでできる日も
あるかもしれませんが、
できない日の方が
正直多いと思います。

夜になっても
外の温度が高かったり、
湿気が下がらないので、
ナイトパージにならない。

更に言うと、
外の温度が低くなって
湿気が低くなるための
条件があります。

専門用語で言うと、
放射冷却という現象が
起きないとなりません。

宇宙空間って
温度がマイナス270度
になるみたいです。

そこに対して、
日中に太陽から当たった
熱が宇宙空間に引っ張られて
地表が冷めていくという
現象が放射冷却です。

この放射冷却が起こると、
ナイトパージが成立します。

地域によって放射冷却が
できない場所が
多くなっているようです。

話が飛びますが、
砂漠ってありますよね。

砂漠はすごく暑い
イメージがありますよね。

でも夜になったら
すごく冷えるみたいです。

あれはこの放射冷却が
すごくよくできている
場所だそうです。

通風はみなさんが
憧れますが、ただ風を
通すという意味ではなく
前提条件のもとに通風が
起きるものなのです。

群馬県太田市だと
ナイトパージで
涼しくするのは難しい
ですね。

ただ春とか秋に、
少し窓を開けて
気持ちのよい風を
入れるというのは
良いことだと思います。

このあたりは
勘違いされないことを
お願いします。