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 | 2019.11.30

付加断熱が必要な家がある

今回は付加断熱について
解説をします。

付加断熱という言葉を
聞いた事がある方は少ないかな?
要は付け加えるという意味です。

一般的な断熱の構成は、
内断熱・床断熱・天井断熱という
家は多いと思います。

付加断熱というのは、
内断熱にどのように付け加えるか
と言うと、内付加と外付加という
ものがありますが、一般的に言うと
外付加の方が多いと思います。

外付加というのは
室外に付加するという意味です。
内付加は内側に付加するという
意味ですね。

断熱材で言うと、
外側に105mmのグラスウールを貼ると
外側105mm+内側105mmだから
合計で210mmの断熱があるという
ことになります。

ポイントは
木の柱をまたぐように
断熱材を付加していきます。

なぜかと言うと木材というのは
多少の断熱性能はありますが
断熱材に比べたら全く断熱性能が
ないんですね。

そうすると
木材を通して熱が出入り
してしまいます。

これを他の動画でも話した
「熱橋」といいます。

熱橋(ねっきょう)から断熱を考える

つまり木材を通して
熱が損失をしてしまうのを、
付加断熱をする事によって
損失しにくくさせることができます。

なので単純に
断熱材の厚みが210mmになるといった
良い所もありますが、もっと言うと
木材から損失する熱も防止できると
いうことです。

木はそんなに損失しないから
良いですが、これが鉄骨の柱だと
ものすごく損失しますから
付加断熱というのはしていかないと
なかなか厳しいかなという感じはします。

当然外側に付加断熱をしますから、
それなりのお金はかかりますが、
本当に室内の温熱環境は
飛躍的に高まります。

もし皆さんの予算があったり、
もしくはものすごく寒い場所で
家をつくるような場合だったり、
もしくは鉄骨住宅をつくるような
場合は付加断熱を検討した方が
良いかと思います。

ちょっと話が飛躍しますが、
これから地球温暖化は
進んでいくと思います。

どんどん
暑くなったり寒くなったりします。

そういう意味で言うと、
この付加断熱も一つの方法として
考えられるのも良のかな思います。

なおこの付加断熱というのは、
施工が面倒なので慣れてない会社や
理屈がわかってない会社だと
あとでトラブルを起こす場合があります。

くれぐれも付加断熱をやる場合は
熱橋や色んな理屈をわかってる会社さんと
進められることをおすすめします。