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 | 2021.02.25

気密測定が必要な理由

渋川市にて工事中の平屋にて気密測定を行いました。

あいにく、お施主さんは仕事の都合で参加出来ませんでしたが、キチンと測定をさせて頂きました。

測定は3回行い、0.22と0.26と0.28となりました。

最後の測定時は風が強くなってしまい数値が暴れてしまいましたが、まずまずの結果のように感じます。

これで安心して、次の工程に進む事が出来ます。

引違い窓を付けると気密が悪くなると説明する方がいますが、それは使用する窓にもよります。

特にアルミ製の窓を使用している場合には、気密性能が高まらない傾向があります。

例えば、この家では、高さ2200㎜の大きな引違い窓が6ヶ所付いていますが、いつもと同じ数値になっています。

引違い窓を付けると気密性能が悪くなってしまう家は、窓以外の場所から漏れている可能性が高くなります。

その結果、開けられない窓を設置することで、気密性能を高めているのかも知れません。

気密測定は毎回行う事が必要になります。

その理由は、気密性能が維持されていなければ、換気もスムーズにならないからです。

また、室内の温度差にも関係していきます。

特に、高額で高性能な1種換気システムを設置する場合には気密性能がキチンと確保されている事が条件になります。

数値で言えば、C値=1.0以下が必要になります。

この数値になっていない家に設置しても、カタログに書いてある性能は発揮できません。

くれぐれもお気を付け下さい。

最後に、

「気密性能は国の基準から外されてので、気にすることはありません。」

などと説明をされる方がいらっしゃるようなのです。

しかし、そのような住宅会社が高額で高性能な1種換気を設置している場合もあります。

これは、おかしな事になりますね。