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動画コンテンツ
 | 2021.05.10

①断熱材に湿気を吸わせていいのか?②湿気をコントロールする方法③屋根断熱の湿気対策は?

今回は質問コーナーです。
最初の動画です。

▼「断熱材で調湿」は「濡れた布団で寝る」のと同じ
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/matsuo-3-vol7/

断熱材は乾燥した状態が
一番性能を発揮するので、
断熱材に水分を含ませるのは
良いことではないという話です。

わかりやすい例で言うと、
冬に着るオーバーが
濡れている状態でそれを
着ると寒いですよね?

夏であれば
ぬるまったくなります。

なので乾燥している状態が
一番ですよね。

住宅で言えば、
木造や鉄骨造、
鉄筋コンクリート造でも
水分が含まれていない方が
強度が高いのは事実です。

水に濡れた木は弱いし、
水に濡れた鉄骨は錆びます。

物体の原理原則からすると、
断熱材も同じという話ですね。

動画にはこんな
コメントがありました。

地元で人気のある工務店さんも
サーモウールと透湿クロスを
採用して湿気をガンガン吸いますと。

調湿性能がすごくあって、
長期優良住宅の仕様も満たしていて、
社長さんの人柄も誠実だと感じ、
とても良いと思われたそうです。

しかし色々考えてみると、
何か違うんじゃないかと
今になって思ったという
コメントでした。

このように住宅会社さんの
中でも断熱材で調湿することが
あまりよろしくないことを
知ってない方も多いと思います。

私の地元、
群馬県太田市でもHPに
セルロースファイバーで
調湿効果を高めて家の中が
乾燥してすっきりと
言ってる方もおられます。

100%否定はしませんが、
物体の原理原則からしたら
おかしなことだと思うし、
先ほどのオーバーの話を
考えればどちらが正しいかは
みなさんもわかって
いただけると思います。

そもそも壁の中に
湿気を溜めないようにしますが、
たまたま入ってしまった湿気を
セルロースなりが吸って一時的に
処理をしてくれてガードさせる
ような考え方なら良いです。

ただガンガン吸わせるのは
まかり間違うと怖いことに
なるので、違うのかなと思います。

では次です。
同じ動画にコメントを
いただきました。

別の方は逆に調湿させることは
良いことではないかと
言われています。

水の蒸発潜熱が大きく、
加湿器を使うと電力を
消費してしまいますと。

だったら、
気密を確保したうえで
羊毛やセルロースファイバーで
調湿する手法は合理的では
ないかという話ですね。

室内で湿気が出たら、
断熱材に吸わせておいて、
また中に戻すようにすれば
わざわざ加湿をしなくても
その水分が有効に使えるのでは
という考えだと思います。

確かに一方から見ると
そうかなと私も思います。

加湿器は電気代を使って
やるものなので、
水分をうまく利用した方が
良いような気がします。

ただもう一方で見たときに、
断熱材のそもそもの役割は
調湿をするためではなく
家を断熱するものです。

冬であれば暖かい状況を
つくるために断熱材を
入れているので、それを
湿度のコントロールに
使うことになってしまうと、
断熱の役割は誰がやるの?
という話になります。

そうであれば、
断熱材は断熱材として
本来の目的に使うことに
専念してあげるべきです。

例えば室内干しをしたり、
観葉植物を室内に置けば、
加湿器の代わりになります。

加湿器は潜熱が大きくて
電力を消費しますが、
気化式の加湿器であれば
そんなに電気代はかかりません。

そういった加湿器の
選定にもよると思います。

言われてることは
間違っていることではないですが、
他方で見ると本来の目的と
まったく違うことになるので、
消費者の方もよく考えたうえで
選択をされた方が良いと思います。

では次の動画です。

▼セルロースファイバーの長所と短所を解説しました
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/cellulose_fiber_kaisetsu/

セルロースファイバーを
屋根断熱に使用されているとの
ことですが、
セルロースファイバーを
調湿機能としては利用していない
という理解で良いでしょうか?
というコメントをいただきました。

当社は屋根断熱を
セルロースファイバーで
やっています。

そこにタイベックの
可変シートを使用しています。

気密を上げながら湿気を
中に入れないというシートです。

ただ仮に中で湿気が
溜まってしまったときに、
外に出すみたいな
面白いシートです。

気密を高めながら
湿気が入っちゃったときに
セルロースファイバーに
湿気が溜まるのが嫌だから
これを使っています。

この可変シートを使っていますが、
うちは屋根を二重にして通気層を
取っていて、壁の通気層と同じ
考え方にしています。

仮に湿気が入っても、
どこかに抜けるようにするのは
家づくりの基本なので、
耐久性の高い家を建てるなら
気密と湿気の出やすさは
セットで考えないといけません。

高気密住宅とか高断熱住宅という
ネーミングは多くなっています。

気密を高めたり
断熱を高めるのは良いですが、
換気もセットでやらないと
危ないことになりかねません。

この辺りは
注意していただいた方が
良いと思います。