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 | 2022.08.02

①現実的なエネルギー対策は何か?②気密測定に最適な風量はいくつ?③耐震補強をしても耐震等級3にはならない

今回は質問コーナーです。
最初の動画です。

▼太陽光発電を設置すると損するのか?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/taiyo_hatsuden_sonsuru/

太陽光発電は
いろんな意見があります。
難しいです。

太陽光発電を付けると
廃棄する時にお金が
すごく掛かるので、
付けない方がいいとか
見えない問題がある
と言う方がおられます。

確かに廃棄する時に
お金は掛かりますが、
そんな簡単に廃棄する
わけでもありません。

廃棄するのに
仮に50万円掛かっても、
30〜40年使って
50万円なら逆に安いでしょう。

その間に得られる
メリットを考えたらね。

太陽光発電を付けている人と
付けていない人では
ランニングコストの差が
違います。

実際に当社のお客さんの
電気代は、ものすごく安いです。

ただそれは
家の性能で変わるので、
なんとも言えません。

そこで、
FITの販売価格は下がるけど、
電気代の上昇で相対的には
メリットはあると思いますと
コメントをいただきました。

たしかにFITは
よくできた価格で、
太陽光を世間一般的な
相場価格で設置して
10年間で買い取れば
損しないでしょうという
基準で価格を決めているようです。

金額が下がったから
付けても仕方がないと
言う人がいますけど、
それ以上に設置金額が
下がっているので、
うまくできている
システムだと思います。

当社のお客さんで
7.6kgの太陽光を付けた方が
おられました。

7.6kgで正確には
109万円でしたので、
1kgあたり144,700円。

今のパネルは
出力保証25年が
付いていますし、
それで電気代も下がるし、
高性能住宅でエアコン1台で
家中をまんべんなく
空調できるシステムなので
ものすごく良いです。

その快適さを
我慢するのもありますが、
我慢して死んじゃっても
困りますよね。

現実論としては、
太陽光発電と共に
高性能住宅を作るのが
一番良い方法でしょう。

感情的に何が
嫌だという問題ではなくて、
世の中は全てが白と黒で
分けられません。

100%正しいというものは
ありませんので、その中で
日本という現状を見た時に、
どういう問題が起こるのかを
ちゃんとした議論をした上で
決めないといけないでしょう。

では次です。

気密測定の風量は
何パスカルが効果的ですか?
というご質問です。

そもそも気密性能が
高い家というのは、
それだけ隙間も少ない
というわけです。

ということは、
測定した時に風量を
そんなに上げなくても
測定できます。

気密測定には
減圧法と加圧法があって、
基本的に減圧法の方が
多いと思います。

減圧法は
空気を外に捨てて
ある程度減圧された時に
機械を止めて隙間から
入ってくる空気を
測定します。

隙間が多い家は
いくら抜いても外から
入ってきてしまうので、
なかなか減圧しません。

なので風量が多くなっていく
というわけです。

いくら風量を上げても
測定できない家もあるようです。

風量が高いから良いと
勘違いしないように
ご注意ください。

そもそも、
気密測定ができるような
家じゃなければムダです。

中には気密測定を
自社でする会社さんも
あるようです。

年間に数多くの家を
つくっている会社であれば、
自社で機械を買った方が
コストとして安いですよね。

当社の場合は
年間でも10棟ほどなので、
自分で機械を買うぐらいなら
他人に頼んだ方が安いです。

機械はメンテナンスも
しないといけませんから、
10棟ぐらいの会社には
割に合わないと思います。

では次です。

▼とっても怖いリフォーム方法
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kowai_renovation/

外壁や屋根が傷んだときに
本来は傷んだ屋根を剥がして
雨水の侵入がないかどうかを
確認した上でリフォームをします。

ただ元々あるやつを
剥がすとゴミになるので、
外壁の下は問題ないという
仮定のもとに何かを張ることを
カバー工法と言って、
それをやる方が意外に多いです。

そういうリフォーム屋さんは
単純に言うとよくわかって
いないのでしょう。

こうやった方が安いし、
資源がムダにならなくて
地球環境にもいいです、
みたいなセールストークを
すると思います。

ただ屋根から
水が垂れている状態は
ものすごい状態です。

そんななかで、
完全に骨組みまで剥がして
リフォームしてもダメですか?
というご質問です。

骨組みにまで剥がすのなら、
防水も全てやり直しですから
全く悪い話では有りません。
むしろ完璧だと思います。

ただ注意したいのは、
耐震性は基本的には
高まらないということです。

古い家をいくら耐震補強しても、
耐震等級3にはなりません。

そもそも基礎が
そうなっていませんからね。

それをやることは
悪いわけではないし、
やった方が良いです。

そういう意味で骨組みにして
現状の柱の位置を考えて
場合によっては壁を付けたり
するのは悪いことではありません。

ただお金は掛かるでしょうね。
地球環境とかゴミ問題とかは
別として、新築にした方が
おそらく安いでしょう。

都心なんかで
建て替えができない地域は、
苦肉の策として今の物を
リノベーションするのは
あると思います。

物を大切にしたいし、
先祖代々からもらった家だから
壊さないで何とかしたい
というのは悪いことでは
ありません。

○○そっくりさんのようなものが、
どうかなと思うわけです。

そういう考え方も
あると参考にして
くださればと思います。