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ホーム > ブログ > YouTube > ①アルミサッシとオール樹脂サッシの差額はいくら? ②外基礎断熱+タームガードは安心か?
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 | 2021.02.15

①アルミサッシとオール樹脂サッシの差額はいくら? ②外基礎断熱+タームガードは安心か?

今回は質問コーナーです。
最初の動画のタイトルです。

▼壁は5つの層で考えることが重要
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kabe_5sou_jyuyou/

樹脂サッシと複合サッシの
メリット・デメリットを
教えてくださいという
コメントをいただきました。

またアルミ樹脂サッシから
オール樹脂サッシにした
場合の費用の差はどれぐらい
ですか?という質問です。

まず金額から言うと、
サッシは定価と仕入れ値が
まったく違います。

会社の取引の量や
支払の方法で変わります。

最近はサッシを買う量、
年間に50棟でも10棟でも
この量で金額が変わることは
そんなにないみたいですね。

同じ棟数でも、
コンスタントに10棟の方が
50になったり30になったり
する会社よりも安心率は高いです。

費用はなかなか難しいです。

定価と仕入れ値が
バラバラなので、
その辺りはYouTubeでは
言いづらいところもあって
ハッキリとは言えません。

次にメリット・デメリット。

まず複合サッシは軽くて
アルミなので樹脂よりは
剛性感があります。

軽くつくれたり
金額が安いというのも
あります。

選択肢としては
アルミ樹脂サッシなら
比較的つくってる会社は
多いし、規格もそこそこ
こなれているのがあると
思います。

おそらくですが
ほとんどの住宅会社さんが
アルミ樹脂サッシを
使っているので取り付けが
ものすごくラクです。

あとは
メンテナンス的には
樹脂よりもアルミの方が
耐久性があると思います。

デメリットは
熱損失が大きいところです。

最近はアルミ樹脂サッシでも
ガラスの面積を多くして、
アルミ枠の方は性能が落ちても
平均を取ればいいということを
しています。

ただアルミの部分は
やはりアルミですから、
結露が起こりやすくなります。

あとは怖いのが
壁の中でアルミの枠が
結露してしまうと場合に
よってはそれを木が吸って
腐ることもあります。

そうならないために
サッシの下側に防水処理を
しますが、それをしてないと
危ないです。

もしアルミ樹脂サッシを
使うのであれば、
防水みたいなところを
きちっとやっていかないと
マズイです。

オール樹脂サッシは
デメリットから話すと、
高いです。

それからアルミに比べると
樹脂の方が劣化が短いとは
思います。

色褪せはアルミより
強いかもしれませんが、
バリバリに劣化して
使えなくなっちゃうケースは
ないとは思います。

あとは重たいので、
アルミ樹脂サッシしか
付けたことがない方が
初めて樹脂サッシを付けると
留め方が違ったりして
戸惑うことがあると思います。

それか樹脂サッシの色。

APW430は
内側が白しかありません。

インテリア的に
マッチしないことが
あるかもしれないですね。

あとは剛性を高めるため、
熱損失を防ぐために
枠が太いです、

LIXILさんの
アルミ樹脂サッシを
見慣れた人ですと、
すごく野暮ったい感じがします。

この辺はお客さんが
どう考えるかです。

性能が高い方がいいのか、
デザイン性の高い家を
つくるために使わないのか、
これはお客さんの選択なので
良い悪いは言えません。

メリットは
性能がいいところです。

特に樹脂サッシだと
気密が高まります。

アルミ樹脂サッシは
どうしてもレールが軽いので
気密が取りにくいのが
あります。

アルミ樹脂サッシを
使う方であれば、
引き違い窓は基本的に
使わないようにして、
縦すべりとか横すべりとか
FIX窓を多用して
気密を高めることを
やる方もいらっしゃる
みたいです。

これは仕方がないかな
という感じがします。

いずれにしても絶対に
オール樹脂サッシじゃなきゃ
いけないこともないですし、
アルミ樹脂サッシが絶対に
悪いわけでもありません。

ある程度のレベルの
温熱環境の家を
つくりたいとか、
気密を上げたいとか
窓の結露はさせたくないと
考えたらアルミ樹脂サッシを
使うのはどうかなと
率直に感じます。

では次です。

▼基礎断熱4つのチェックポイント
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kisodannetsu_point/

外基礎断熱の工務店で
断熱材がミラフォーム(防蟻性なし)
タームガードの組み合わせで
建てましたと。

動画で解説されていた
現場が基礎断熱で
水浸しになっていた話の
補足をお願いします、との
コメントでした。

ミラフォームは
熱伝導率が低いもので
ものすごくいいですね。

吸水性もないので
基礎断熱に使うのは
おすすめですよね。

この方は
タームガードとの
組み合わせですが、
これはシロアリの
バリアをつくるみたいな
ものです。

結界をつくる
イメージですね。

ただこれの難点は
5年ごとに薬品を
交換しなくちゃ
いけません。

50年間で
100万円ほど
かかります。

100万円でも
一生のことだから
いいのであれば
タームガードを外側に
つくるのは悪いことでは
ないかとは思います。

現場の基礎断熱の
水浸しの件は、
養生がまったく
されてなかった話です。

もしこのまま
床を張ったとすると、
湿気が充満して
しまいます。

床の構造用合板が
吸っちゃって、
カビが生えてくるのは
どう考えても予想が
つきます。

これは湿気を
抜くしかありません。

工事中の雨養生は
本当にやった方が
良いです。

単純に言うと、
大雨が降ってるのに
まったく養生しないで
水で濡れてるような
現場の会社は絶対に
依頼しない方がいいです。

そういうところでさえ
できないということは、
中の施工もどうなのかと
思います。

どうかご注意ください。