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 | 2022.03.31

薪ストーブを設置してアリがちなパターンとは

暖かくなってきましたね。

暖かくなってきたら、
私はキャンプをスタートします。

ホームページでも
キャンプブログを書いています。
ぜひご覧ください。

▼長瀞オートキャンプ場に行ってきました
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/camp_2112/

▼ほったらかしキャンプ場に行ってきました
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/camp_2107/

キャンプといえば、
薪ストーブが活躍します。

ただ一般の家庭で
薪ストーブのある家に
住んだことがある人は
まだ少ないと思います。

ヨーロッパの寒い地域は
そういう文化もあるし、
木が大量にあって
安く手に入るので、
ものすごくいい物だと
言われています。

高気密・高断熱住宅で
薪ストーブを置いている
お家もあるらしいですね。

日本では
高気密・高断熱系の住宅で
薪ストーブを置く家は
少ないみたいです。

そもそもパッシブ設計の家は
日射取得で家が温まるので、
それほど熱量を必要としません。

夜もハニカムブラインドを
ちゃんと閉じれば夜中の
12時を過ぎても20℃以上は
あります。

薪ストーブは
すごい熱量を発揮しますが、
あれは輻射熱です。

ボディを温めて空間を温める
ものなので、熱が少しずつ
損失していきます。

空間が仕切ってあったり
壁があったりすると、
そこで熱の輻射が切れるわけです。

薪ストーブを設置するなら、
ある程度の大きな空間で
建物の真ん中に置いて
四方に熱が届くような設計が
理想です。

私はパッシブ設計で
エアコンしか使っていません。

なぜエアコンかというと、
熱を風と共に
送り届けることができるからです。

これには計算式があって、
【0.35×A×B】と
計算できます。

Aは風量、
Bは熱量です。

仮にXを薪ストーブ、
Yをエアコンとしたときに、
これをイコールにするには
どうするか?

薪ストーブの場合、基本的に
風量(A)は期待できないので、
温度を高くしないとXの値は
大きくなりません。

エアコンは
温度(B)はそこそこで
風量(A)を高めることで
なんとかすることができます。

風量と温度は、
同じ結果にしようとすると
温度を上げて風量を少なくするより
風量が多くて温度が低い方が
燃費が良くなります。

なので大きなお家で床が大きいときに
床下エアコンを使う場合は、
温度を上げるよりも
風量を多めにした方が良いです。

他社さんの
全館空調システムには
温度をあまり上げずに
風量を大きくすることで
燃費を稼ぐものがあります。

ただそうすると
風の音がすごいことになります。

要するにエアコンは
調整できて便利ですが、
薪ストーブは都合良く
ないところがあります。

性能の良い家だと
オーバースペックになって
インテリア化するかも
しれませんね。

逆に性能が悪い家で
薪ストーブを使うと、
薪ストーブのありがたさは
感じますが、そんなに遠くまで
届かない分、温度差が
出てしまうでしょうね。

薪ストーブは
私も憧れますし良い物だけど、
自宅に付けるというのは
ハードルもあるし、
よく考えて付けないと
絵に描いた餅になるということです。

なのでぜひ
キャンプで使ってください(笑)

こんな感じで
参考にしていただければと思います。