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動画コンテンツ
 | 2022.07.18

①ルームツアーを見る場合のポイント②袋入りグラスウール+防湿気密シート=結露?

今回は質問コーナーです。

先日、去年に
お引き渡しさせていただいた
平屋のルームツアーを公開しました。

▼【お客様のお宅にて】渋川の山間に静かに佇む平屋の暮らし
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/room_tour_shibukawa/

間取りを紹介するのではなく、
家づくりってどんなこと?
ということを感じていただきたい
とか、工務店とお客さんの関係は
こういう関係が良くない?
というところを感じてもらいたくて
公開しました。

出演くださった施主さんは、
今の自分だけではなく
将来のことも考えたし、
子どもの事に関しても
自分の人生観をしっかり
持った方でした。

そういう想いを持って
家は作るべきものであると
私は思っています。
家は長く住むものですからね。

これから何十年も住むし、
昨今の状況の中で
ランニングコストが掛かったり
災害も増えたりしています。

その時に本当に大丈夫なのか?
と思ったりしますよね。

そういうことを含めて家は
死ぬまで住む場所なので
安全を確保することもだし、
楽しむことも大事です。

私はお客さんと
打ち合わせをする中で、
強調することがあります。

それは断熱や気密、
住み心地もそうですし、
床下エアコンなどがどうという
話もあります。

それらをお客さんが
考えるのは難しいので、
私が責任を持って考えます。

こういう間取りが良いとか、
日射取得がどうだとかを考えます。

お客さんに考えてほしいのは、
この家でどうやって楽しむか?
この家でどういう風に生活するか?
例えば今はお子さんが小さいけど、
お子さんがいなくなった時に
どんな感じで生活したいのか?
などです。

ご主人は
働いて帰ってきた時に
家で休みたいでしょうし、
奥さんは子育てが忙しいときに
ほっとできる場所がほしいはずです。

家にいるとワクワクして
疲れが飛ぶようなことを
考えながら家づくりを
しましょうと言います。

そういうことが大事だと思って、
ルームツアーを公開しました。

その中で嬉しい
コメントをいただきました。

長時間の激闘を戦い切った
スポーツマンの
ライバル同士のような
お顔でしたと。

これなんです。

たまには険悪なムードというか、
私もそれはちょっと止めた方が
いいんじゃないかということを
言うわけです。

お客さんもそうですか?
と言い合ったりしますが、
それはお互いに目指す方向が
あって、真剣にやりたいから
起こることです。

そういう緊張感でお互いに
一生懸命やるわけです。

お客さんは
ちゃんと準備をして
打ち合わせに来てくれるし、
いろんなことを私に
投げかけてくれます。

世の中にはそういうことが
面倒くさいと言う人も
いるでしょう。

ライバル同士のような
関係に感じてもらえたなら
嬉しいです。

では次です。

▼①透湿?調湿?可変?その違いを解説してみました②「風呂下だけ基礎断熱」にする場合の問題点は?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/toshitsu_choshitsu_chigai/

袋付きグラスウールと
気密シートで施工されていたが
問題ありませんか?と。

室内側のグラスウールと
気密シートの間が結露しそうな
気がするのですがどうですか?
というご質問です。

この方がご依頼した工務店さんは
裸のグラスウールを使わずに
袋入りのグラスウールを入れて
その上に防湿気密シートを
貼ったということでしょう。

袋入りグラスウールは
耳が出ているので、
この耳を柱の上に乗せて
連続性を持たせます。

この方が頼んだ工務店さんは
ちゃんとこの上から
防湿気密シートを
貼ってくれたそうですが、
これは別に悪くはありません。

当社でも10年ぐらい前は
同じようにしていました。

袋入りグラスウールの上に
気密シートを貼ることで、
防湿層を作るイメージですね。

もちろん
手間は掛かかりますが、
良い方法だと思います。

ただこの方は、
グラスウールの袋のシートと
気密シートの間で結露が
起こるのではということですね。

そもそも、
なぜ結露が起こるのか?
ということを理解しておく
必要があると思います。

結露する原因は、
温度差と湿気にあります。

飽和水蒸気量という
難しい理屈がありますが、
要は温度が低いと
その空気の中に留められる
水分の量が少なくなります。

逆に温度が暖かいと、
留められる水分の量は
多くなります。

つまり、温度によって
結露をするか・しないか
というのがあるわけです。

仮に壁の断熱性能が
悪かったとします。

その状態で
冬の外気が寒いときに、
その寒さを断熱材が
防ぎ切れないとします。

家の中は暖房しているので、
当然、温度差が生まれますよね。
それが結露につながるわけです。

つまる断熱性能を高めないと、
気密シートを貼ろうが何だろうが
結露が起こりやすくなります。

確かに防湿気密シートのおかげで
水分が移動しないようにすれば
断熱性能が多少弱かったとしても
結露まで至らないこともあるでしょう。

ただ本質は、
断熱性能を高めながら
結露しなくするというのが
正論です。

さらに言うと、気密が良くても
断熱性能が悪いと結露はします。

高気密住宅にすれば
結露はしないと話される方は
多い気がします。

確かに気密が高い方が
水分を含まないという部分で
良いのですが、温度差があれば
結露は起こるわけです。

それだけで快適にはなりません。

基本的な理屈がわかると、
断熱も気密も重要だということが
わかると思います。

袋入りグラスウールは
本当にうまく伸ばして貼らないと
断熱欠損を起こすので、
夏型結露や冬型結露に
つながってしまいます。

これから家づくりをされる
若い方は30歳そこそこで
家を作って、下手をすれば
75歳ぐらいまで働くでしょう。

最低でも50年は住むわけです。
それで昔のように30年で
腐ってボロボロになったら
最悪ですよね。

今は家づくりの方法も
変わってきたし、
いろんな部分で検証が
できてきました。

そういうことも
踏まえて家は作るべきだと
思います。

家をつくる側も、
昔の間違った方法で
作らないように現役で
いつまでも勉強することが
大事だと感じています。